まつでぃ録

日常の中で感じたこと、考えたことなどをつらつらと。

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四国・山陰ツーリング:1日目(2013/9/17)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・てください・・・

・・・・・・下船の準備をしてください・・・



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どこからかアナウンスが流れてくる。
どうやら寝過してしまったようだ。

寝ぼけながら時計を見ると時刻は5時半。
下船は6時過ぎだったから、まだ少し時間はある。
外の様子を見に、甲板へ出る。

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ビューティフォー…
 
 
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きれいな朝焼けに胸が高鳴る。
今日のツーリングルートは四国カルスト並みの絶景コースだ。
天気の良さを期待せずにはいられない。


流れる風にふと、冷たさを感じた。
半袖では風邪を引いてしまいそうだ。
腰に巻いていたフリースを羽折る。
風も強いし、半袖にフリースで涼しいくらい。

ぼーっとしていると再度下船のアナウンス。
時間も迫っているし、そろそろ自転車の元に戻ろう。


船内に持ち込んでいた荷物を積み直し、いよいよ上陸。

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四国の地に降り立つ。


静かで、落ち着いている。
が、少し肌寒いのは朝方だからだろうか。
フリースを羽折ったまま走りだす。

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朝の清々しい空気の中、静かな四国の道を駆けていく。


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走ってしばらくすると、意外と体があったまってきた。
フリースを腰に巻いて、半袖にアームウォーマー。
平地はこれでちょうどいいくらいかしら。
登っていって、寒くなればフリースを羽折ればいい感じ。

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フェリー乗り場からすぐに伸びるは四国の険しい山々への道。
これからこの山を登ると思うとわくわくしっぱなしだった。

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寒風山への国道に入るところのコンビニで朝ご飯と今日一日分の補給食の買い出し。
ちなみに、今日、最初で最後のコンビニ。
いまや便利な世の中になったもので、コンビニの位置と種類を確認できるiPhoneアプリがあって、これを見ておくと、今日走るルートにはどのくらいコンビニがあるのかをきちんと把握することができる。

とはいってもここ最近ロングライドを全くこなしていない私である。
というよりも1ヶ月ほど自転車に乗っていなかった私である。
どの程度の補給食が必要か、いまいち分からなかったので、何となく過去の経験で適当に買い出し。
水はもちろんボトル2本満タン。
まあ何とかなるでしょ。
とはこのとき何となく思っていた。
思っていただけだった。


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ゆっくりしっかり補給して走り出すは寒風山トンネルへの登り道。
距離は15kmほど。
身体順調,機材好調,気分上々。

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川沿いの緩斜面を向かい風を受けながら、身体の調子を確かめるように登っていく。


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朝の静かな山道が愛おしい。
山の緑に目を輝かせてばかりだった。


ツーリングの非日常を楽しみつつ、ぼーっと登っていたらいつの間にか到着寒風山トンネル。
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寒風山トンネル(Wiki先生)
寒風山トンネル(かんぷうざんトンネル)は、国道194号の高知県いの町と愛媛県西条市との間の寒風山の下を貫くトンネルである。四国最長の道路トンネルでもあり、無料で通れる道路トンネルとしては2012年3月24日に開通したあつみトンネルが完成するまで日本最長であった。あつみトンネル開通後も、無料で通れる一般道路の道路トンネルとしては引き続き日本一である。


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無料で通れる一般道路の道路トンネルとしては日本一である。
日本一である。
なるほどね、これは知らなかった。
長い長いとは思っていたけれど、まさか日本一だったとは。とは。

このトンネルの強烈なところはその距離の長さ然り、歩行者スペースのなさと登り勾配3.7%にある。
おまけに向かい風だ。
朝っぱらから、なかなかヘビーなトンネルがやってきた。

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幸いだったのは思ったよりも交通量が少なかったこと。
トンネルでは、それだけでもかなり精神的に楽になるってもの。

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トンネル内で県境を突破。
とはいってもこの後、県境付近をだらだら走り続けることになる。


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ふう。やっとこさトンネルを通過。太陽が眩しい。
なんだかんだで20分以上はかかったよ!疲れたよ!
ちなみにこの時点で標高は700m越え。
ここから石鎚山を目指してさらに1000m登っていく。

ここ最近自転車に全く乗っていなかった私である。
いつもなら何とはなしに登っていく坂道を前に、脚はもちろん、疲労が確実に溜まり始めていた。


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先ほどまでとは打って変わって林道チックな道を行く。
この辺りから、いつもより早くにやってくる疲労感に違和感を感じ始めた。


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途中、開けたところ。
山しかない。山。山。
最高に生きてるって感じする。
これだから山はやめられないんだ。


どんどん登って標高が1000mに到達しようというところ、ようやく旧寒風山隊道、つまり町道瓶ヶ森線の入口に到着。
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登り始めてから3時間。延々と走ってきたから少し休憩しよう。
展望台でぼーっと山景色を眺める。
はぁ・・・・・・生きてる・・・生きてる・・・

そんなところに熟年夫婦の方が車で現れた。
高知に住んでる方で、昔から旅が大好きでこうしていろんなところに行っていると。
秋には信州に行くから大阪通るよ、と。
明日は四国カルスト行く予定だからもしかしたら会えるかもね、と。

愛する人とこうしていつまでも旅を続けているのって素敵だなって、素直に思った。
年をとっても、ああいう風にいろんな世界を見て回れたらいいなって思った。


お二人が車で再出発するのを見送ってから瓶ヶ森に向けて走り出す。
ここまでの登り一辺倒とは違って、ここからは山の尾根伝いのアップダウンを登っていく。
最高標高までの標高差は、未だ700m残っている。


標高が1000mを越えた尾根伝いだけに景色は開けてきて、私好みの絶景が広がっていく。
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雲ひとつない空の下、じりじりと太陽に焼かれながら、ペダルをひと踏みひと踏み回していく。
最高の山岳ツーリング日和だ。こんなにも良いコンディションはなかなか無い。
環境に関しては申し分ない状況だった。

問題なのは身体のほうだった。
終わりの見えない登り坂に、いい加減身体が悲鳴を上げ始めていた。
が、身体以上に深刻なのはボトルだ。
朝のコンビニ以来、1か所たりともドリンクの補給地点がなかった。
さすがに登り一辺倒だとドリンクの減少速度が早い。
2本満タンにしていた水は、もはや4分の1以下になっていた。

口にする1度の水の量を減らし、さらにそれを3,4回に分けて喉に流し込んでいく。
喉の渇きを潤しつつ、できるだけ効果的に水分補給するときにやる飲み方だ。
ハンガーノックした乗鞍でも訪れたピンチっぷりだった。



瓶ヶ森林道に入ってから1時間半ほど、すなわち7時に登り始めてから早5時間が経ったお昼時。
ようやく今日のハイライト、瓶ヶ森林道。通称UFOの道に到着した。

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こ  れ  は  や  ば  い
ここまで登ってきた疲労感が一瞬にして吹き飛んだ。
あまりの絶景に、鳥肌が立った。

ここまで登ってきてよかった。
そう、素直に感じられる場所だった。


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振り返ると広がるは高知の山々。
遠くの山が空と同化するように青く霞んでいく。
涙が出そうな絶景だった。

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瓶ヶ森について説明してある看板があったけれど、こんなものはただの飾りに思えた。
目の前の光景が、この場所の素晴らしさを雄弁に語っていた。


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絶景を堪能して再び走り出す。
達成感,満足感に浸っている中、現実が突き刺さる。
ドリンクだ。
もう水がほぼ、ない。
石鎚山まで行けば自販機の一つはあるだろうけれど、延々と続くように見える登り坂、未だ10km残っている。
ここが今日の最高点だから、ここからは下り基調だけれど、尾根伝いの登りを越えていくには結構キツイ。
これまでの道中を考えると、1時間くらいはかかりそうな雰囲気だった。

疲労感も相まって、割と苦しい展開。
それでも進まなきゃいけない。
絶景を目の前に状況はピンチ。
なんとも不思議な状況だった。

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遠くのほうに自分の目線よりも高い道が見える。
もう喉がカラカラだ。


石鎚山まであとどれくらいあるだろうか、今日の目的地までたどり着けるのだろうかと考えていると、瓶ヶ森林道の出口に到達した。
その道の脇に、申し訳程度のキャンプ場らしき空間があった。
トイレがある・・・っ!
水の補給ができる!
こんなところで!
瞬間的に喜びが込み上げてきた。

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自転車から飛び出すように駈け込んでいく。
見た目的に衛生状態のいい場所とは思えないけれど、この際どうだっていいように思えた。
トイレ付近の蛇口をひねる。
・・・・・・・・・が、出ない。
ま   さ   か
と思った。
だが待てほかにも蛇口があると、地面から伸びる蛇口に手を伸ばした。
・・・・・・・・・よかった。出てくる。
さっそくボトルに水を入れてさあ飲もう。
としてボトルの中に溜まった水を見てみると・・・・・・・茶色い。


うーんうーん。
悩む。
さすがに喉が渇いているとはいえ、危険な感じがする。

ほかの蛇口は?
あった。
なんか貯水タンクっぽいものから蛇口が伸びている。
回す。
でた!

さっき溜めたボトルの水を捨てて注いでみる。
やった!
透明だ!
透明だ!!!

このタンクの衛生状態はよくわからない。
でも、おなかを壊す程度で済むなら万々歳だ。どんと来い!
安心には代え難いほどに、喉が渇いていた。

衛生状態を考慮して、飲む量はほどほどに、でもボトルには満タンに汲んで走り出す。
この分なら何とか石鎚山まで行けそうだ。

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相変わらず景色は最高。
よさこい峠を越え、石鎚山まで残り3kmにこぎつけた。

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道は狭くて結構荒れてて。
ちょっとした緩斜面ですらひぃひぃ言っててまじ満身創痍。
もう少し。


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見えた!
看板が、建物が、石鎚山到着を教えてくれた。

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ガッツポーズ・・・


やっと着いた。
長かった。
もう登らなくていいんだと思うと嬉しさが込み上げた。
適当なところに自転車を止めて、ベンチに倒れこむ。
もうこんな道はこりごりだ。
老体のツーリングルート初日に組むルートじゃない。
そんなことを考えながら、雲ひとつない真っ青な空を見上げた。


ただ、あまりゆっくりはしてられない。
ようやくここで今日のルート距離の半分なのだ。
時刻はすでに14時。
それでも、あまりにもお腹が空いたのでお土産屋さんでご飯をいただくことに。
店員さんにオススメを聞いて、山菜定食を。

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・・・・・・・っ!
ああ、これは。
なんというか、感動。
本当に、神の恵みとはこのことだ。
涙が出た。
あまりにも美味しくて、ご飯をかきこんだ。
幸せだった。
何もかもが満たされていくような感じがした。

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勝利のアイス。




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さぁ、ゆっくりはできない。
時刻は15時。距離はあと60km。下り基調。
走る。無理しない範囲で。
進む。日没までの到着を目指して。
スカイラインのおかげで16時時点であと半分の30kmに。

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スカイラインの道中は、石鎚山山頂を様々な角度から眺めることができた。
その逐一を写真に収める。
雄大な山だ。
さすが西日本最大標高を誇る山。
その名に恥じない佇まいだった。


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スカイライン出口。
この道もどうやら夜間は閉鎖するタイプのもののよう。
乗鞍の時もそうだったけれど、標高の高い山への道は夜間閉鎖されることが多いのだろうか。

スカイラインが終わると平坦基調。
愚直走りで進むけれど、やはり疲弊していてスピードが出ない。
ある程度進んだところで今日の宿について再考することに。
すなわち近くにある道の駅でもいいんじゃないか、と。
でもやっぱり、こそこそテントを張るのと、堂々と張るのとじゃ全然違う。
ということで前向きに、予定通りのキャンプ場を目指すことに。
それはすなわち、さらに200mの峠を超えるってこと。

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これがまた足にきた。
日もくれてくる。焦る。
よし、千本高原キャンプ場の看板が見えた。
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横道に入る。
登る。登る。
ってどこまで登るの?


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せこせこ登ってようやく到着千本高原キャンプ場。
時刻は17:50。ちょうど日没ジャストっていうところ。
きつかった・・・

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キャンプ場はなんかただの広場。
まぁ無料だし仕方ない。
着いたら早速で頭を洗って体を拭いて。
お風呂がないからこんなもの。
んで、ご飯を洗って浸けといて。
その間にテント張って。
一年ぶりだけど10分ほどで設営完了。
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お湯を沸かしてコンソメスープをいただく。
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おいしい。疲れた身体に効いた。
あとはご飯を地道にコトコトコトコト。
その間に荷物整理。

・・・・・・・・・
ご飯が出来上がりました!
久しぶりで要領を忘れていたから、なんかお粥っぽい。
でも芯はないし、何よりも疲れた身体にペコペコのお腹だったから、めちゃくちゃおいしかった。
泣きそ。

食べ終わった食器だけど、とうに日が暮れて洗うの面倒だから明日にすることに。
このキャンプ場、明かりが何もないの。
ただ、それだけに月の圧倒的明るさと、満天の星空ではあった。


テントの中でシュラフに篭り、今日一日の出来事に思いを馳せる。
ツーリング初日にして、ものすごい充実感だった。
久しぶりの自転車による登れなさ。予想外のドリンク不足。瓶ヶ森林道の絶景。絶望的道路崩壊。日没ダッシュ。

キツかったけれど、それに代えがたいほどの景色を堪能できたことに、ものすごい満足感を感じながらツーリング初日を終えた。




サイコンログ:
tm:no data
dst:120kmくらい
av:no data
 
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  1. 2013/10/08(火) 21:18:23|
  2. 四国・山陰ツーリング2013夏
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  4. | コメント:0
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